鹿肉もらう

朝起きてみたら、すごい氷柱(つらら)だ。
つらら


朝日さす 軒のたるひは 解けながら などかつららの むすぼほるらむ
 『源氏物語・末摘花』

紫式部の時代、「たるひ」は「垂れている氷」。こちらが現在の氷柱(つらら)。「氷雨」の「氷」は「ひ」と読む。

「つらら」は「ツラツラと光っている普通の氷」。

この歌は、あまり見目麗しくない末摘花の許を早く去りたい源氏が詠んだ歌。返歌がないことを口実に立ち去ろうとする。

歌の拙訳:あなたは私を受け入れてくれませんね。軒に下がる氷柱は、朝日によって融け出しています。どうやったら氷のように固く結ばれて、あなたと連(つら)なるように仲良くできるのでしょう。

隣郷の父の従兄弟(通信員の従叔父)が、貰ったと言って、鹿肉を届けてくれた。
鹿肉
「もみじ」という。流行りのジビエでもある。

生でも食えると言うので、父は美味しそうに食べていた。通信員は胃腸が弱いので遠慮した。
注意:翌日、父は吐いていた。E型肝炎ウィルスや住肉胞子虫などがいる可能性があるため、生食はしないこと。必ず加熱する

夜、弟が来た。携帯メールを貰っていたようだが、毛布コートの中だったので、音が聞こえなかったようだ。
ヨーグルトと苦いチョコレートを置いていってくれた。ヨーグルトは数日切らせていた。気が急いていて買物に行く余裕がなかった。助かった。


旧如月十一日 晴れ時々曇り


『土佐日記』当日分。
十一日。雨いさゝかに降りてやみぬ。かくてさしのぼるに、東の方に山のよこほれを見て、人に問へば、「八幡の宮」といふ。これを聞きて人々をがみ奉る。山崎の橋見ゆ。うれしきこと限りなし。こゝに相應寺の邊に、しばし舟をとゞめて、とかくさだむる事あり。この寺の岸邊に、柳多くあり。ある人、この柳のかげの河の底にうつれるを見てよめる歌、

 さゞれ浪よするあやをば青柳の影のいとして織るかとぞ見る

雨が少し降って止んだ。こうして川を上っていくと、東の方角に山が横たわっているのが見えたので、人に聞くと「八幡の宮」だと言う。これを聞いて、みんな旅の加護を願って拝む。山崎の橋が見える。限りなく嬉しい。相応寺の辺りにしばらく船を停めて、何やかやと相談すること。この寺の岸辺には、柳がたくさんある。ある人が、柳が川底に映っているのを見て詠んだ歌。

 小さな波が寄せてできる綾模様は、青柳が映った影が糸のようになって織っているように見える

すばらしい。印象派の和歌だ。モネに描いてもらいたい。

「さざれ」は漢字で書くと「細」。

「青柳(あおやぎ)ういろう」、食べたくなった。

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