鼻腔粘膜焼灼術

作戦失敗であった。「十七日間鼻をかまない、鼻洗浄もしない作戦」である。

かさぶたは大量にできたが、どうも傷口は塞がらなかったようだ。通信員は他人に比べ、傷を治す力が弱いようだ。

出血の度合いも強くなく、テイシューを添えなければ、鼻血が垂れて出てくることはまずない。だが、事あるごとに出血し、鼻腔内に血の塊をつくる。

この作戦の期間、鼻が詰まって苦しかった。鼻呼吸ができず、喉が乾燥し、風邪を引く危険性が高かった。実際喉がおかしな状態になったことも。

小さな傷口が鼻腔内に何か所かあるとのこと。3つの治療法を提示された。

・何もしない
・酸で焼いて傷口をふさぐ
・電気熱で焼いて傷口をふさぐ

電気熱で焼いてもらうことにした。鼻腔粘膜焼灼術というのだそうだ。

210円で済んだ。そう思ったら、会計中に事務員さんに電話が入った。手術の請求を書き忘れたとのこと。もう一度耳鼻咽喉科の受付へ戻り、追加料金を書きこんでもらって、再度支払窓口へ。2700円の追加を払った。そら、そうだわな。210円のわけがない。

中学生少女強盗殺人の容疑者の少年が任意同行を求められた。少年が父親と来ていた商業施設と通信員が通っているこの病院は同じ町にある。

あと、アレルギー抗体は検出されたそうで。アレルギー性鼻炎だそうだ。薬は処方してもらわなかった。根治する薬はなく、症状を抑えるだけだそうなので。

家に帰り、鼻洗浄をした。生き返ったような気持ちになった。仕合せだ。


門の繁縷(ハコベ)。
ハコベの花


新暦では上巳(じょうし)、桃の節句。
旧如月三日 晴れ一時曇り


『土佐日記』当日分。
三日。海のうへ昨日のやうなれば、舟いださず。風の吹くことやまねば、岸の浪たちかへる。これにつけてもよめる歌、

 緒をよりてかひなきものは落ちつもる涙の玉をぬかぬなりけり

かくて、今日暮れぬ。

海上は、昨日のように荒れているので、船は出さない。風が吹き止まないので、波が岸に打ち寄せまた帰っていく。それにつけ加えて、次のように詠んだ歌。

 やることがないからといって、縒(よ)って紐を作っても仕方がない。本物の玉ならば穴をあけて紐を通し、数珠をつくるのだが、早く都へ帰りたいと流す涙の玉は穴をあけることができない。

このようにして、今日も一日過ごした。

『百人一首』に「貫きとめぬ 玉ぞ散りける」と詠う歌がある。紐でつないでないので玉が散らばってしまうのだ。これ、本当に困る。丸いので、あちこちに転がっていってしまう。集めるのに時間が掛かる。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

面白い
ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント