いたく恋ひむな逢ふ由を無み

麦を煎る。
麦茶
麦茶を作る。思ったより時間がかかり大変だ。汗も噴き出してくる。一炒り分で断念。入り具合も不十分か。

午後、旧町域の仏教講演会に出掛ける。講師は産業カウンセラーの資格を持つ方で、相模の国からお越しになった。

講演に先立ち、あいさつやコーラスなどがあった。全体で三時間(一刻半)ほど。暑い時間を涼しい場所で過ごせた。終了後、車に戻る。フロントガラスには日光反射材を置いておいたが、それでも車内はかなり危険な高温になっていた。

講演の内容は、「善悪好悪の別なく、人は皆で一緒に生きて行かねばならぬ。命を天から預かっている人生、いつ返せと言われても良いように生きよう。他人の背中を押し、引っ張ってやる気持ちを持ちながら」。通信員は、そうまとめる。

旧水無月十一日 晴れ 真夏日
桑名御城下や天領四日市は猛暑日


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万葉集』巻四第五百八歌

三方沙弥(みかたのさみ)の歌。

衣手乃(コロモデノ) 別今夜從(ワクコヨヒヨリ) 妹毛吾母(イモモワレモ) 甚戀名(イタクコヒムナ) 相因乎奈美(アフヨシヲナミ)

衣手(ころもで)の 別(わ)く今夜(こよひ)より 妹(いも)も我(われ)も いたく恋(こ)ひむな 逢(あ)ふ由(よし)を無(な)み

衣を分かって別れる今夜から、あなたも私もとても恋しく思うことでしょう。逢う手段もないから

「三方沙弥」は第百二十三歌より、妻との贈答が三首ある。

「恋ひむな」の「む」は名詞について「~のような状態になる」「~のようにふるまう」という意味の動詞をつくる。今回は「恋ひむ」で「な」は感動の終助詞。

「由(よし)」は、「原因」「理由」「手段」「口実」。

「無み」の「み」が原因・理由を表す接尾語。

事情は不明。百二十三歌では「沙弥」が病になったけれど。

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