形見の衣下に着て

十時から親戚の葬儀があったが、具合が悪く九時から十二時過ぎまで寝ていた。

午後、頭部MRI検査の予約がしてあるので、昼食は摂らずお茶だけ用意して出掛ける。
水筒
造影剤を体外に早く排出するため、検査前後に水分を多く摂った方が良い。

血液検査に続きMRI室へ。通信員は鈴鹿中央総合病院というところに通院しているのだが、この病院は患者の声を聞き、積極的に改善に努めている。

特にMRI室は、行く度に改善されているような感がある。今回は、眼鏡とマスクを検査室まで装着して行けるようになったことだ。多分前回は、着替え時にロッカーに入れてきたと思う。着替え後もしばらく待合所で待っているのだが、その際強度近視の通信員は、テレビや掲示物を見るのが困難になる。あきらめてボーっとしているのだが、そうしなくてもよくなった。眼鏡とマスクは検査室で預かってくれる。

検査中の音楽は、以前もそうだったがニューエイジ・ミュージックだった。

体調不良のため消化がうまく進まないのか、昼を抜いてもさほど空腹感はない。でも、家に帰りつくエネルギーを補給するため、カントリー・マアムを二つ食べ帰路に。

(有)田中エッグの卵。
直販卵
一つくらい黄身が双子になっている。

帰ったら、初七日法要参列を終えた父が食事中だった。

今日も早く寝ることにする。

旧如月六日 雨 White Day


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万葉集』巻四第七百四十七歌

家持が大嬢に贈った歌が十五首続くうちの七。

吾味兒之(ワギモコガ) 形見乃服(カタミノコロモ) 下著而(シタニキテ) 直相左右者(タダニアフマデハ) 吾將脱八方(ワレヌガメヤモ)

我妹子(わぎもこ)が 形見(かたみ)の衣(ころも) 下(した)に着(き)て 直(ただ)に逢(あ)ふまでは 我(われ)脱(ぬ)がめやも

あなたが私の身代わりにとくれた衣服を、肌近くに身に着けて、直接逢う時まで私は決して脱ぎませんよ

「我妹子(わぎもこ)が」の「が」は主語を表しているのではなく、所有・所属を表す連体修飾の格助詞。「私の愛する人の(形見)」。

以前にも出てきたが、ここでの「形見」は死んだ人の遺品ではなく、その人の分身のようなもの。

「下に着て」は「下着」に通じる。できるだけ自分に近いところに着るということを伝えたかった。

「脱がめやも」の「めやも」は反語表現。助動詞「む」の已然形「め」は疑問の係助詞「や」+終助詞「も」と組み合わさって反語表現を形成する。「脱ぐでしょうか、いや、決して脱ぐことはありません」という意味になる。何度も出てきた。

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